運命の二人~白と黒の物語~
「凛々…。」
ジャスティスはもう一度名前を呼んだ。
告白する時に恐れていた事。
ひとつは凛々が自分を嫌いになることだった。
でも凛々が見せた反応は同情で嫌悪ではなかった。
もうひとつ。
それは凛々が事実を受け入れられない恐れだった。
彼女にはまだ事実を受け入れられるだけの用意がない事は十分承知していたが、彼の心の闇を見られてしまった今、話さない訳にはいかなかった。
案の定、開きかけた心の扉を全て閉めて、ジャスティスをも閉め出そうとしている。
…私の運命の相手は、何故こんなにも頑ななんだろうな。
自分のほうを見ようともしない凛々の姿にジャスティスは小さく息を吐いた。
私の心は最初から君と決めていたのに。
ジャスティスはもう一度名前を呼んだ。
告白する時に恐れていた事。
ひとつは凛々が自分を嫌いになることだった。
でも凛々が見せた反応は同情で嫌悪ではなかった。
もうひとつ。
それは凛々が事実を受け入れられない恐れだった。
彼女にはまだ事実を受け入れられるだけの用意がない事は十分承知していたが、彼の心の闇を見られてしまった今、話さない訳にはいかなかった。
案の定、開きかけた心の扉を全て閉めて、ジャスティスをも閉め出そうとしている。
…私の運命の相手は、何故こんなにも頑ななんだろうな。
自分のほうを見ようともしない凛々の姿にジャスティスは小さく息を吐いた。
私の心は最初から君と決めていたのに。