運命の二人~白と黒の物語~
三つの世界の一つ、天上界では争いが絶えなかった。

長い年月の後、ついに勢力は二分し、激しい争いのすえ、片方の一族が敗者となった。


負けた一族への制裁は重く、追放され、魔界へ落とされた。
それは事実上の“死”を意味していた。


その時魔界を治めていた王は、日々弱る天界人を見るに見かねて“契約の神”に願い出る事を提案した。
“契約”出来るとなれば喜んで土地を提供しようと。

天界人達はしぶしぶながらも、この提案を受け入れ、“契約の神”に願いを伝えた。


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