Dead or Alive

Game3 シュッパツ。

そして、あっという間に林間学校当日になった。
私たちは今、集合場所である東門にいる。
「おっはよー!いやー暑いねー」
「おい、遅れてんのにそりゃないだろ」
「えー別に五分くらいいいじゃん硬いな栗木」
いや硬くないから。
栗木君正しい。

ちなみに栗木君とは、一年の頃同じクラスだった。
あの2人は去年からボケとツッコミというなかなか良いコンビである。

「はーい、海老原さん座ってー。今出発式の途中ですよ」
私達二年の副担任である白石純(しろいしじゅん)先生がそう言った。
海老原は頷いて私達の班の列の一番後ろに座った。

そして、ほどなくして出発式は終わりを迎え、私達二年二組は観光バスの二号車に乗り込んだ。
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