離れない手
答えてないのに、繋がれてる右手で引き寄せられると、龍弥の左手が私の右手にシートベルトを握らせて……


カチャッ。


んっ?


音がして隣を見ると、龍弥にシートベルトがされていた。


あれ?


自分でしたんだ……。


「やりたくなさそうだから。自分でしたんだけど……残念そうだね」


残念そう?


「何か期待してた?」


期待?


「してないわよ!!」


してたの? 私……、だから、あんな妄想を?


イヤ――――!!!



っていうか、落ち着け……落ち着け……。
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