あなたのために。-光と影-




ふっと笑って白兎さんは私を見る。
確かにNo.1である私が奴の隣に座るのが普通。




だが、真姫と梓を無理矢理退かして私が座ると、私のイメージが崩れる。




私も奴狙いだと思われるのだけはごめんだ。




そうはっきり言いたいけど、言わずに営業スマイルで返す。




「確かに私がNo.1ですが、あの方の隣に座るほどの格はありませんから。それに陽くんや白兎さんとお話してみたいと思いましたから」




No.1を強調してそれでいて格はないと言って控え目さを見せる。




これが私の"キャラ"。
No.1黒百合としてのキャラ。




真姫や梓は積極的なのを逆手にとって控え目で大人の態度を見せる。




積極的な奴等を利用して私を大人に見せて上にあげる。




これで奴等が失礼な奴と思わせるようにする。




「わぁー、やっぱ黒百合ちゃんはすげーな!他の奴等より一歩引いて大人って感じ!楓とよりもオレと話そうよ!黒百合ちゃん!」




陽くんが私の手を握り、眩しい瞳で見つめてくる。
白兎さんはさすがですと言っているが、どこか私の策略を分かっているような顔つきをしてる。




その隅で奴のチッという舌打ちが聞こえたのは気のせいか。




そして奴の両端から私を睨む視線を感じる。
それは普通に無視。




こうして私の復讐が始まった…



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