あんな
No.1

それから、1ヶ月。

小泉の紹介してくれた店で死ぬ気で働いた。

生理休暇もほどほどにして、とにかく働いた。

接客も一から気を抜かずに必死になった。

笑顔は絶やさなかったし、肌も体にも今まで以上に気を使った。

こんなに頑張って、楽しく働いていた事はなかった。

整形も、目を二重にして、鼻の下の一番大嫌いだった鼻糞みたいな黒子だけをとった。

そして1番に小泉に見せにいった。


< 16 / 18 >

この作品をシェア

pagetop