大好きなんです



んー……あたしはうさぎの着ぐるみが着たかったんだけどな。


でもゆっちゃんの衣装は選びたい、かも。



「うん。いいよ」


「ほんと?やった!」



ガッツポーズをするゆっちゃんを見てつい笑みがこぼれる。



「当日までお互いなんの衣装かはナイショね」


「えー。気になるよぉ」


「だって知ちゃったら楽しくないでしょ?」



ゆっちゃんの言いたいことも分かるけど……



「大丈夫!変なのは選ばないから」



満面の笑みであたしを見るゆっちゃんを見て、まぁそれでいいや、と思ってしまうあたしは単純なのかな。


だってゆっちゃんの笑顔がかわいいんだもん!



「当日、楽しみにしてて」


「うん。ゆっちゃんも楽しみにしててね!」



あたしもにっこりとゆっちゃんを見る。


それからはいつものように他愛もない話をして時間を過ごした。


少しすると小林先生が着て、いつものように一日が始まった。













―――――――――――――――――
――――




「で、萌は何にしたんです?」


「んー…さぁ?」



ただいまあたしと霧谷くん、ゆっちゃんと峰くんで空き教室でお昼ごはん中です。


文化祭の話になり、何故か衣装の話に繋がって……



「当日までの秘密だってゆっちゃんが言うから……」


「……相田さん」


「い、や、よ。当日のお楽しみ」



ゆっちゃん、霧谷くんに対してもばっさりだね。


ちょっと不機嫌そうだなぁ。



「霧谷くんは何にしたの?」


「……相田。萌に変なの着させんなよ」



あれ、あたしの質問無視ですか?


ちょっとショックだよ……



「何よそれ。あたしが萌に変なの着させるわけないじゃない。
ま、霧谷も楽しみにしてなさい。うーんとかわいいの選んであげるから」



にやり、とゆっちゃんは挑発的に笑った。





< 67 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop