恋愛禁止(ホラー)
彼女はゆっくりと顔をあげ、ギョロリと濁った大きな目をこちらへ向けた。


首筋にはロープのあとがクッキリと赤く残っているのが見え、あたしはハッと息を飲んだ。


やっぱり他殺だったんだ……!!


そして彼女はゆっくりと口を開き、途端にその中から無数ウジ虫がボトボトとこぼれ出た。


「どうして……」


ウジの間から、彼女の声が漏れて聞こえてきた。


あたしはドアまで後ずさりしその光景に目を奪われる。


「どうしてあたしを殺したぁぁぁ!!!!」


彼女は大量のウジをまき散らし白目に血を滲ませながら、そう叫んだのだった。
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