ずっと、好きでいる。








「あーあ。 大貴より遠くに飛ばせたと思ったのに、まさか負けてたなんてねー」







わざとらしくそう言うと、藍は靴に足を通した。







「残念だったねー、オカン」







早速藍を『オカン』と呼ぶ優貴は、悪びれる事なく嘘を吐き続ける。







まぁ、悪びれる必要など何もないのだけれど。







だって、優貴の嘘のおかげで3人が繋がったのだから。
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