水巫女の獣になった日
大都市アトランティス
「つまり、沙娜にキスされたやつは沙娜の従者になると……。」

「沙娜に愛するものができて、それとキスする時は例外だけど、大抵はその通りだよ。」

今俺達はさっき目が覚めたのとは違う部屋にいる。


狼茉は俺に説明してくれ、

沙娜は帝虎と猫じゃらしで遊んでいる。


(虎っていうよりデカい猫だな……)

「あ、そういえば。狼茉、ここは何て名前なんだ?」

「ここは"大都市アトランティス"だよ。」

「アトランティス?」

聞いたことがあるような名前だ。

「ここは元は人間が捨てた大都市。」

気づけば沙娜がすぐ横に座っていた。
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