幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜



涼やユリ達と、距離を感じているせいだろうか。



モヤモヤした気持ちのまま、過ぎていく日々。

5月のゴールデンウィークが過ぎると、そのモヤモヤはより一層増えていった。


朝ふたりで学校へ行く時もあまり喋れなくなって。

ユリ達がいなきゃ、間がもたなくなった。

D組にはほとんど行かなくなった。


岡崎さんと涼が廊下にいると、教室から出なくなった。




そんなあたしに、涼は。


「やっぱ変だろ」
「最近テンション低くね?」


毎日のようにそんなことを言ってくるようになった。


自分でも変だって気付いてた。

だけど…


「普通だってば、しつこいなぁ」
「いつもテンション高いわけじゃないし」


言われるその度、淡々と言葉を返し続けた。



感じていたはずの違和感に、気付かないフリをしながら。


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