幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜
「なぁ」
「んー?」
交互にゆっくりと揺れるブランコ。
茜色の空を見上げながら、俺は言葉を続けた。
「お前ら早く仲直りしたら?」
「……うーん…」
やっぱりユリとのことが気になるし。
早くふたりには仲直りしてほしい。
「ユリもずっと元気ないしな」
「えっ?」
「俺もハルもそう。調子狂うんだよ、みのりとユリが一緒にいないと」
「…うん」
みのりが乗るブランコが、ゆっくりと止まる。
自然と俺も、スーッと静かにブランコを止めた。