恋を奏でる軽音部
「花音!ちょっとそこのペットボトル取って!」
3曲目が終わった時だった。
グルゼがメンバーの自己紹介や、ふざけてそれぞれのクラス展のアピールをしている時。
先輩が、いきなりステージから顔を出してきたもんだから、びっくり仰天。
「はい!先輩、頑張って!」
「おう!ありがと!」
ペットボトルを、先輩に手渡す。
ペットボトルになりたいって、本気で思った。
私は、舞台裏から、先輩の姿を写メに収めた。