大人の臆病【短編】
俺はもっと気になってる事があるんだ。


「てか、さっきの男誰?抱きしめられちゃってさ。」


そんな俺の問いかけに不思議そうな顔して閃いたのかハッ!とした表情を見せ


「あぁ~。こうちゃんの事?」


…だから……こうちゃん?って俺はどうゆう関係か聞きて~のに。


「こうちゃんって何だよ。あいつも雅の事“みや”とか言ってたしな。あだ名なんかで呼び合ってよ。」


俺はヤキモチ焼きだな。

情けないよ…こんな年になってもこの気持ちは変わらないんだな…


「こうちゃんは友達!高校の時からの。」


そうなんだ!!よかった~。友達か…

でも抱き合ってたのは許せないな。


「あっ。そう。」


俺は素っ気無く返事を返した。

そんな俺に対し雅はニタニタ笑ってるし…


「こうちゃんは彼女居るし、抱きしめてくれたのも私が泣いたから…」


彼女居るなら他の女抱くなよ。

いくら泣いてても…

ほんとこう思っている俺って情けないな…





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