トモダチ同盟

なんとなく和田くんのお弁当をちらっと見てみた。和田くんのお弁当は、思った以上に綺麗で美味しそうなお弁当だった。色鮮やかで、一つ一つが丁寧に作られている。私のお弁当も色鮮やかじゃない訳じゃないけど、和田くんのはすごく凝っている。

「……綾織さんさ、どうしてクラスのみんなと喋んないの?」

和田くんのお弁当に気を取られていると、和田くんが私に話しかけてきた。

「え?!…やっぱり喋ってないように見えますか?」

「…なんか、避けてる感じがしたから…」

私は自分が喋らない理由を話そうとしてハッと気づいた。
私…和田くんに訛ったまんま喋っちゃってる…!!


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