春の匂い~僕等、リア充撲滅部!番外編?
柴本さんも部室から出ようとしていた

「まって!」

俺は慌てて柴本さんの腕を掴む

「え?どうしたのだ?」

「い、一緒に、かかかか
 帰らないぃ?」

緊張のあまりかみまくり

やっちまったよ...

「でも、虹々がいるから...」

「璃々ーーー!早くなのでーす!!」

「まってなのだ!...ごめんなのだ
 じゃあ、またなのだ!」

柴本さんは小走りで去ってしまった

チ―――――――――――――ン...

行き場のない手。

とても虚しい(^p^)

「おう、奏多。一緒に帰ろうぜ」

楓は丁度良かったというように誘う

「うん...」

とりあえず一緒に帰る

初めて女の子に断られたなぁ...
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