幼なじみにわたしの生死がかかってる件
「だから佐原ミウのいも…」
「ミウミウ言うのやめやがれ。俺にオッサンの猫の鳴き真似聞いて喜ぶ趣味があるとでも思ってんですか酷い侮辱だ。」
侮辱じゃなくててめえの被害妄想だ!なんてツッコミをしないのは、スイVSわたし、以外のシチュエーションにおいてわたしはスイの絶対的な味方だからである。
そして敬語と素の言葉遣いが入り混じったスイのなんちゃって敬語はどんどん素の言葉の側に寄っていく。
もはやこれは丁寧語でもなんでもない!
ぽかんとしている教室内をよそに独壇場は続く。
「それにこれはミウへの侮辱でもある。」
…。
な ぬ !?
話は予想もしない方向へ!
そんなドラマの次回予告みたいな言葉が脳裏をよぎる。