幼なじみにわたしの生死がかかってる件

かわいくて愛想がよくて何でもできる‘佐原ミウ’

ぶちゃいくで暗くて特にこれといった特徴のない‘佐原ミウの妹’


とーっても簡単に佐原家の二卵性双生児姉妹を述べるとこんな感じになのだ。


まあ、今更こんなことに動じないもんねフハハハハ。心の中で笑ってりゃ大抵のことはスルーできちゃうもんねフハハハハ。


ふははは…


「佐原コウ。」


わたしの頭の中のリトルコウちゃんがひっくり返りそうになるくらい大爆笑していると、背後から低い凛とした声がした。


「いや、わかってるぞ?中野と同じクラスの佐原ミウの…」


「コウだっつってんのが聞こえやがらないみてえですね。」


スイ…敬語おかしい…。
とてもすっごくおかしい…。

気づいてお願い。

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