幼なじみにわたしの生死がかかってる件

実はわたしはスイの洋服だんすの一番下の段をお借りして衣類を収納している。


名付けて‘コウちゃんスペース’


そこから1枚適当なTシャツとジャージを引っ張り出して着替え完了。


あまりにもだるいのでスリッパをずって歩きながらリビングに戻る。


『スイー、ただいま!寂しかったかい、寂しかっただろう、でももうコウちゃんが帰ってきたからね、大丈夫だからね。』


キッチンに立っているスイの背中に思いっきり飛びついた。


結果、「あー?」で流された。


わたしがへばりついているのにも構わずにスイはピザトーストの焼き具合を確認しだす。


「おら、くっついてねえで皿だせ皿。」


『へーい。』


「あとマグカップもな。」


『へいへーい。』


さあ、朝食だ。

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