俺様専属メイド!?
じょ、条件と来ましたか……。
「で、できる範囲のことでお願いします……」
そんな、何億!ってお金くれ、とか言われてもできっこない。
あたしにできることならするから、簡単な条件にしてください。
心の中で祈る。
あたしの言葉に、彼がニヤッと口の端を上げた気がした。
嫌な予感……。
「俺様だけのメイドになれ」
「……は?」
「だから、俺様だけのメイドになれっつったの!」
いや、ちょっと待って。