俺様専属メイド!?
「てか、俺のこと知らねーってよっぽどバカなんだな」
「意味分かんないし。あたし、これでもけっこう頭良い方なのよ?」
あたしがこの私立高校に入ったのだって、成績優秀者は授業料免除だったからだもん。
じゃないと、私立なんて入れるわけがない。
だから入学してから、バイトとかで忙しくても、勉強だけは絶対に怠らなかった。
「知ってる。 いつも俺の下じゃん」
いつもあたしは2位だから、こいつは……。
「1位!?」
「あたりめーだろ」
この俺様、そんなに頭良かったんだ。
意外すぎる……。
「……ってバイト!遅れちゃうじゃん!!」