俺様専属メイド!?
あたしは教室にかけてある時計を見て、慌てだす。
早く行かないと遅れちゃう。
今度こそ教室から出ようと、ドアに手をかける。
「バイト先に今日で辞めるって言って来い」
「はぁ!?」
意味分かんないんですけど。
「何で辞めなきゃいけないのよ」
「今日からお前は俺様の家で泊まり込みで働くんだよ。当たり前だろ」
泊まり込み!?
ってか、こいつの家で?
「ありえないんだけど」
「じゃあ、いつすんだよ。学校で俺の世話してくれんの?」
「やだ」
学校でお世話してたら目立つじゃん。
できるだけ静かに目立たないようにしたいのに。
「だったら俺様の家に来い」