大好きだよ
元彼
「お腹すいたー!」
『痩せろ』
私の名前は桃山星恋(ももやま せれん)。
今話しているのは親友の神谷星夜(かみや せいや)
「別にいいじゃあーん。まぁ足は太いかもだけど、くびれはあるしー??☆」
『でぶだな。』
「いちいちうるせーよ。」
私は身長152㎝で、体重49kg…。太った…。見た目はあんまり変わんないしいいよね!!
『何一人で焦って納得してんの。笑』
「は!?焦ってねーし。は!?うるさいなー本当」
『それよりさ』
(こいつ完全無・視!?)
「なに。」
『星恋さ。彼氏とはどーなったの?久しく会ってなかったし、話さなかったじゃん?気になってたんだよね』
「あ。そーいえば。そーだったね」
そもそも今私達は、家の近くのファミレスに来ている。
高1になった私達は学校が同じものの、クラスが違うため、半年くらいこうやって話してなかった。
星夜と話してなかったこの半年で私はいろんなことがありすぎていた。
でも久しぶりに会って打ち明けれるって考えるとなんか、ほんと楽になれる気がする。
『あいつとは今どーなってんの?お前から「別れた」っていうこと以外聞いてなかったからさ。』
「そういえばそうだったね」
星夜は幼馴染で、生まれた時から親同士が友達だったため、よく遊んでいたせいか、なんでも話せる仲となり、いつの間にか❝心友❞という存在になっていた。
でも、私が心を開かないせいで星夜にはすべて話していなかった。
『俺にはなんでも話せよ。抱え込んで立って星恋が辛いだけだ。』
「うん。」
『俺さ、半年くらい学校同じくせに星恋とこうやって会ってなくて、話しかけたりもしてやれなくてさ、毎日すれ違っても星恋元気なさそうだったし。』
「星夜のくせにそんな風思っててくれてなんだね?」
『く・せ・には余計だ。』
「はい、はい。でも星夜に話しかけられて女子に嫌われたら私今よりもっと病むしー」
『どういう意味だよ。』
「あんたモテモテじゃん?ほんと無理。かんべんかんべん。やめてくださーーーいって感じ??」
『褒めてんだか、貶してるんだか。』
「ま、まぁ!話はあと!せれお腹すいてるんだよ!早く頼もーーって!」
『わかったってー。ほんと食いもんに関してはうるせーやつ。』
「良いじゃん。てか、お・ご・っ・て・ね♪」
『はー?・・・・ま、良しとしよう。元気そうだし。許可を与える。』
「調子乗んな。どれたべよっかなぁ?☆」
『誰の金だと思ってんだこいつわ。はぁ。』
私達はとりあえず夕飯に当たる食べ物を頼むことにした。
≪ピンポーン≫
「よし。」
『嫌な予感…。(こいつ、見た目のわりに結構食べるからな…)』
「ははは☆」
〔お伺いします〕
「えっとまず~食前にこのパフェと~・・・」
『バカだな。俺はこのパスタで。』
〔かしこましました♪〕
「あの店員さんわたしと星夜の態度違かった。これだから、はぁ。。」
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