True Love
ちらっと、私たちとちょうど対角線上の方にいる柴崎くんを見た。
「怜~、お前はいつになったら大きくなるんだ~?」
「うるせーよ!そのうちお前らなんか抜いてやるからな!」
数人の男子たちとそんな会話をしながら、笑っていた。
男子とは普通に話すんだよね……。
「まあまあ、それよりさあ」
「うん?」
私はイライラのような、悲しみのような、なんだかよくわからないモヤモヤを感じながら杏ちゃんと話をした。
放課後は先輩とカウンター当番だ。それを楽しみに一週間昼休みのカウンター当番頑張ろう……。
それから、5限6限と授業があり、待ちに待った放課後がやってきた。
「花音ちゃん、委員会は素敵な先輩と一緒なんでしょ?頑張ってね!」
「うん。杏ちゃんも部活頑張ってね、バイバイ!」
ちなみに杏ちゃんは陸上部に所属している。小学校の時もクラブに入っていたそうで、他の子から走るのがとても速いのだと聞いた。
杏ちゃんと別れてから、私は図書室へ向かう。
昼休みの時は足が重く感じたが、今は不思議なほど軽い。そんな軽い足どりで行くと、すでに先輩がカウンターの所で座っていた。
「こ、こんにちは…!」
緊張のせいで少し声が裏返ってしまった。
先輩は少しクスッと笑って「こんにちは」と言う。
「怜~、お前はいつになったら大きくなるんだ~?」
「うるせーよ!そのうちお前らなんか抜いてやるからな!」
数人の男子たちとそんな会話をしながら、笑っていた。
男子とは普通に話すんだよね……。
「まあまあ、それよりさあ」
「うん?」
私はイライラのような、悲しみのような、なんだかよくわからないモヤモヤを感じながら杏ちゃんと話をした。
放課後は先輩とカウンター当番だ。それを楽しみに一週間昼休みのカウンター当番頑張ろう……。
それから、5限6限と授業があり、待ちに待った放課後がやってきた。
「花音ちゃん、委員会は素敵な先輩と一緒なんでしょ?頑張ってね!」
「うん。杏ちゃんも部活頑張ってね、バイバイ!」
ちなみに杏ちゃんは陸上部に所属している。小学校の時もクラブに入っていたそうで、他の子から走るのがとても速いのだと聞いた。
杏ちゃんと別れてから、私は図書室へ向かう。
昼休みの時は足が重く感じたが、今は不思議なほど軽い。そんな軽い足どりで行くと、すでに先輩がカウンターの所で座っていた。
「こ、こんにちは…!」
緊張のせいで少し声が裏返ってしまった。
先輩は少しクスッと笑って「こんにちは」と言う。