最後の月へ。
その命が残したもの。
余命あと、1年。


私は今げんきだ。なのに


私は目を開かなくなってしまうのだ。


それが今はとても怖い。


天佑は相変わらず強気でいつも私のそばにいてくれる。


それがどれほど心強いか。


だから、私は私が亡くなったあと


天佑にはたくさんのものを残していきたい。


そうして、ピアノの先生になっていた私には


たくさんの可愛い子供が


私を癒してくれる。
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