先生、恋してます。

会いたい

毎日会いたくて会いたくて仕方なかった。


「宗佑先生と会いたいよー」毎日のように私はクラスで言っている。


そしてたまにクラスの子が職員室に行く用事があると私も付いて行った。



今日は梨菜についていく。美衣と一緒に。




梨菜は卓球部で5組の顧問である先生に部活の紙をもらいに行く用事らしい。

5組って先生のクラスの隣だ。

そして、、、


「結花ー先生いないよー。5組行こ」




なんて梨菜が言ったから私は宗佑先生も6組に居るんじゃないかと期待して1年生の階に向かった。


6組の教室の前を通った時、なんと期待していたとおり、宗佑先生がいた。



しかも1人で、黒板に今後の予定を書いている。



「美衣ー居たよ」

「おー一人じゃん!」

「美衣ー作戦実行させるよー。先生に化学の先生ですよねーってきいて、それからうちらの先生普段いないからテスト前に質問にきていいですかー?っていう、美衣ー言って。お願い。」



私はなかなか恥ずかしくて言うことができず美衣に頼った。


そして美衣が


「先生って化学の先生ですよね?」



黒板に一生懸命書いていた先生がこちらを見た。


優しそうな表情で「うん。そうだよー、う、うん?どうしただー」


先生は不思議そう顔で優しく私たちに問いかける。


「あのーうちらの化学の先生普段いないんで、仲村先生に質問しに来てもいいですか?」


「あっいいけど、、、今か?」
「いやっテスト週間です」



美衣が先生を呼んでくれたあとは私が先生に話しかけた。


「わかった。いいよ」


なんて先生が優しく言うもんだからまた惚れてしまった。

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