Wonderful DaysⅡ


「貴女には、過去5年間のマリアに対する虐待した事実を警察でゆっくり話してもらう」


魁さんの後に続いた、マーク兄さんの言葉にお婆様の顔色が変わった。


「警…察? マーク…貴方、私を警察に突き出すというの?」


信じられないと言った表情で、マーク兄さんを見上げたお婆様を


「何か、問題でも?」


冷たく突き放すマーク兄さんの後方からは、何台もの車から降りてくる警察官の姿が見えた。


「マーク!!!」


ボディーガードに拘束されていたお婆様は、警察に引き渡される瞬間、マーク兄さんに助けを求めたけれど……


「今更、何ですか? 子供に虐待をすれば、こうなる事くらい予測済みでしょう。
大人しく、エディンバラに引っ込んでいれば良かったものを」


「マーク!?」


「これでマリアに会う事も二度とないのだから、貴女にとっても本望だろう?」


それに耳を貸す事無く突き放したマーク兄さん。



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