あたしが恋した総長


見ると廉が殴ったようで男は、少し離れたところに倒れていた



あたしの腕を掴んでいた男をみると



龍毅に殴り続けられていた



龍「おい、てめぇ誰の女に手出したか分かってんのか」



不機嫌なオーラMaxで男に馬乗りになって聞いている龍毅



「う"ぅ、し、知らなかったんだ!……あ、んたの女……なんて」



龍「知らなかった、で済むわけねぇだろ」



廉「お前もだぞ。」



廉も殴った男に言う


このままだと、龍毅が男を殴り殺しかけない



優「龍毅、大丈夫だから行こう」



龍「……ちっ」




余程気に入らなかったのだろう



立ち上がって倒れている男を一発蹴った



そしてあたしの側に来て




龍「腕しか触られてねぇよな?」




優「うん、腕だけだよ」



廉「美奈も大丈夫だった?」



美「あ、はい、大丈夫です。ありがとうございました」



廉「なら良かった」



ほっと安心したような顔になる廉



あら?これはいけるんじゃない?



そんなことを思って美奈を見ると、目があったのでウィンクして



優「じゃあ、あたしと龍毅、先戻ってるから、ジュースでも買ってきたら?美奈」



美「え?あぁ!うん」



優「また絡まれたら困るから、廉も一緒に行ってあげて」



廉「あぁ、行くつもりだった」



優「そ、じゃあ、またあとでね」



そう言って別れた



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