浅葱色の狼と人間不信の女。〜え、狼?アンタ仔犬でしょ?〜












『……………はぁ?』








どういうわけか、そこは何処かの

建物の中だった。




それも、和室。











トラックに引かれた筈なのに。




そう思いキョロキョロしていると、

今更ながら、目の前にまだ同い年くらいの

少年が居る事に気が付いた。









私が突然現れただからだろうか、

目を見開き、口をパクパクしている。





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