涙で育った赤い花
「…なんでクレヨンしんちゃんなんでしょうか…」


「さぁ…しかも上手い…」



隆斗の意外な一面を見ることができた帰りのバスでした。



「間もなくホテルに到着いたします。」


添乗員の声でみんなが荷物をまとめて降りる準備をし始める。


ホテルに着いて、それぞれ自分たちの部屋に向かう。


私は由嬉と一緒の部屋。

「波琉〜!あたしちょっと係の仕事あるから先部屋行ってて〜!」


「は〜い!」


私がエレベーターに向かおうとするときには既にたくさんの生徒が群がっていた。
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