1年間の幸せ。

日曜日。

「みる、退院おめでと。」

《ありがとう。》

「これ、あげる。」

そういって、お母さんが差し出して
きたのが、携帯だった。

《なんで!?》

「これだったら、色々便利でしょ?」

《ありがとう!》

そう言って私は、携帯を受け取った。

携帯は、スマートフォンで
使いなれるのは、大変だったけど
すぐに慣れた。


「明日から学校に行きなさいよ?
薬と携帯は、絶対持ってなさい」

私は、携帯で打ち込まず
ノートに書いてみせた。

《わかった》

「携帯使わないの?」


《うん。 携帯に頼りすぎないために》

「そう。部屋に制服置いとくから。
じゃあ、母さん仕事行くから。
何かあったら電話しなさい。すぐに
帰ってくるから。」

そういってそそくさと出て行った。




< 16 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop