1年間の幸せ。
日曜日。
「みる、退院おめでと。」
《ありがとう。》
「これ、あげる。」
そういって、お母さんが差し出して
きたのが、携帯だった。
《なんで!?》
「これだったら、色々便利でしょ?」
《ありがとう!》
そう言って私は、携帯を受け取った。
携帯は、スマートフォンで
使いなれるのは、大変だったけど
すぐに慣れた。
「明日から学校に行きなさいよ?
薬と携帯は、絶対持ってなさい」
私は、携帯で打ち込まず
ノートに書いてみせた。
《わかった》
「携帯使わないの?」
《うん。 携帯に頼りすぎないために》
「そう。部屋に制服置いとくから。
じゃあ、母さん仕事行くから。
何かあったら電話しなさい。すぐに
帰ってくるから。」
そういってそそくさと出て行った。