牢屋からの出会い
こっ、怖かったー。
やっぱり男の人、怖い…
私は牢屋の前でため息を付いてると、
「愛じゃん。」
「え?えっと…」
「俺、同じクラスの真田陸。」
「あ!よろしく。」
「なんか、あったの?」
「…私、男の人が苦手で、お世話役がこの3人になったんだけど、怖くて、上手くやっていけるかな…て、」
カタカタカタカ
「愛…この人たち、皆暴走族…」
「…暴…走族…、」
慣れない言葉に頭が真っ白になる。
「気を付けなよ?じゃ、俺も挨拶あるから。」
「バイバイ…」
私は肩を落として自分の部屋に戻った。