hug
古くて狭い、僕のアパートの部屋が、愛の巣になった。



ふうちゃんと僕の愛の巣


「ふうちゃん、ありがとう」



愛を確かめあった後、手を繋いだまま、寝そべっていた。



「こちらこそ、だよ」



「ふうちゃん、コンタクトレンズ禁止」



「どうしたの?急に…メガネじゃなきゃヘン?」


不思議がるふうちゃんと見つめあい、また唇を重ねた。



「コンタクトにすると、他の男がギラギラする」


そう言うと、鼻で笑った。



「そんなこと言うの、幸四郎くんだけだよ。普段の私は、『お笑い担当』なんだからっ!」



「僕の前では『お笑い担当』じゃないよ」



「じゃあ、何!?」



「僕だけの…」



(おしまい)



< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

box of chocolates
和田幸/著

総文字数/87,817

恋愛(純愛)184ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『人生』という名の 箱に入った 『恋』という名の チョコレートたちは 時に甘く、時に苦い。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆ 初めての長編作品です。辛口でも結構ですので、感想いただけると幸いです。 第一回ベリーズ文庫大賞 エントリー作品 テーマ『結婚』 ☆2014/01/07完結☆ ☆叶 遥斗様☆ レビューありがとうございます!! 2015/12/21 『溺甘プロポーズ特集』に選んでいただきました!ありがとうございます。 2019/11/20 大幅に加筆修正しました。
線香花火
和田幸/著

総文字数/4,697

恋愛(純愛)16ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あの夏の恋は まるで線香花火のよう チリチリと燃えて ポトリと落ちた ☆2015/07/27完結☆
黄昏時に恋をして
和田幸/著

総文字数/23,654

恋愛(純愛)32ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
初めてあなたと 出逢ったのは 黄昏時の厩舎でした ☆2014/01/31完結☆ ☆2019/12/17タイトル変更&加筆修正しました☆

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop