この力があるかぎり

食堂へ

――――食堂


なんだか凄い勢いで走ったからか5分足らずで食堂についた。


「ここが食堂だよー！広いでしょー！」


本当に広い…


ここに来てから何回も言っている気がするけど広いのでそうとしか言いようがない。


一定の感覚で並んでいる長い机や椅子、そこに能力者がたくさんいるといった印象だ。


向こうの方にはカウンターらしきものも見える。


あそこまで歩くのか…まあ、その近くにも開いている椅子や机があるからいいけど…


「早くご飯取りに行こーよ！お昼や夕飯どきはここは戦場と化すんだから早くしないといい席取れないよ！」


戦場と化すって…みんな能力者だと体力を結構使うから、たくさん食べるのかな？


「早くー！」


お腹がすいているからかマホがせかす。


「わかった。じゃあ行こうか。」


こうして私達はカウンターまで走っていった。