月夜の黒猫



―湊Side―



今は緊急で打ち合わせするために下に下っ端を集めた。



幹部は2階の階段脇にあるバルコニースペースに並んだ。




























蓮「全員よく聞け。大体の話しは聞いたと思うが、炎尾の奴らは武器を使ってくる奴もいる。命が危ないと思ったら一旦引け。自分の命は大事にしろ。1人で闘うな。協力しろ。恐らくあっちは人質をとってる。かなりキツくなるが…




































着いてきてくれるか?」







蓮が喋りだすと辺りが静まり返った。


それに構わず、蓮は戦闘中の注意事項を述べた。






そして最後に皆に確認をとった。



蓮はいつもそうだ―…


仲間のことをいつも考えている。

そして、最後には僕達に選択肢をくれるんだ―…

それにいつも助けられてる。



だからそんな確認――……
































幹部全「当たり前/だ/だよ!」


下っ端達「当たり前です/ッス!」









全員の声が重なった――……。



















そんな時遠くのほうから微かに何十台ものバイクのエンジン音が聞こえてきた。
































蓮「…来たみたいだな。それぞれ準備してくれ。」









皆も気づいた様で蓮の言葉を聞き準備を始めた。




僕達幹部も下に降り下っ端より前にでた。



その内にもバイクの音は大きくなりとうとう倉庫の前で止まった。




そして次の瞬間―…

































ガラガラガラガラ…



倉庫の扉が開いた―…









































?「…よぉ。どうも鬼龍の皆さん(ニヤリ)今日はてめぇらを潰しにきた。覚悟しとけぇ?黒崎?」





扉の外には炎尾の総長とそれぞれ武器を持った炎尾の幹部、下っ端がいた。


そして、はじめに口火を切ったのが炎尾の総長、確か名前は…



































城田 翔(シロタ カケル)だったかな…



とりあえず、城田は僕達の族を潰しにきたらしい。

そこは葵から聞いてたからたいして驚かなかった。



































蓮「炎尾の城田だな。前座はそれだけか?やるならさっさとしろ。」





蓮は城田を挑発した。







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