月夜の黒猫






城「チッ、おいてめぇらあいつらのこと可愛がってやれ!行け!」



炎尾全「おぉ!!」






挑発に乗った城田は下っ端と幹部に命令を出し自分は後ろに下がって高みの見物をするらしい。











蓮「俺達も行くぞ!」



鬼龍全「おぉ!!」






それに対して俺達は蓮を先頭に向かってくる炎尾に向かって走りだした――……























































10分後―…






あれから10分くらいたったが、今倉庫内は鬼龍と炎尾のメンバーが入り乱れ乱闘が続いている。その中で地面に倒れている者も見うけられた。




戦況としては、若干だけど鬼龍の方が押している感じだ。































要「おらおら!てめぇらの力こんなもんか?!あ゛ぁ?」



要は戦闘が始まってすぐ蓮より前に出て一番先頭にいた炎尾のやつの攻撃をものともせずに一発で相手を倒した。



そして今でも相手にガン飛ばしながら元気に闘っていた。


要はメンバーの中では一番喧嘩っ早いしすぐキレる。運動神経もいいからいつも先立って闘っている。いわゆる戦闘狂に近いかな…。



























湊「ふふ、君たち弱いね(黒笑)」







そして僕は要の次に飛び出した。


僕は見た目こそ可愛らしく弱そうな見た目をしているが、戦闘になると性格がかわる。


皆曰く、腹黒くなるらしい―…


あと、見た目によらずこれでも空手を習っていたからそこそこ強い方かな(笑)































空「……」



葵「空後ろから来るよ。」







空と葵はどちらかと言うと頭脳派のため戦闘時は2人で協力して闘っている。

2人とも喧嘩は弱くない。しかし、少し足りない体力のコントロールをする目的で最も体力を使わない攻撃を常に考えて行動している。


2人とも冷静だからね―…































蓮「……」




最期に蓮だが、蓮は僕達の中で一番強い。


蓮は運動神経もそうだが、頭脳も高いため無駄のない闘いができるのだ。



僕達はそんな蓮を心から尊敬している。



そんなことを考えていると、炎尾の総長である城田が大声を上げた。



































城「はーい!ちゅうもーく!(ニヤリ)」





その声に僕達と炎尾の奴らは戦闘を止め城田の方をみた。



そこには――……











































葵「!美優!」


美「あ、葵くん!」




前側で手首を縛られ、首にナイフを添えられている美優ちゃんの姿があった。





―湊Side終了―



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