果たし状
きっかけ






「──…は?
どんな風に告白されたら嬉しいか?」




日も大分傾き、オレンジ色に染まった教室。




教室には、私星村夜空(ホシムラヨゾラ)と、茶髪に、少しチャラそうなピアスをつけた無駄にイケメンな日高太陽(ヒダカタイヨウ)しかいない。



ようするにまあ、二人きり。




そんな中私は今、やつの驚いた顔を拝めて気分がよくなった。




「そんな驚く質問?」



「なににやけてんだぼけ。

…質問に驚いたんじゃねーよ、お前が恋愛系の質問すること事態に驚いてんの。」




……………ん?




まて、なんか失礼なこと言われてる気が…



「つまりまあ、恋愛偏差値ゼロのお前がそんなこと聞くようになったんだなあ、と思っただけだ。」






カチン。




< 1 / 30 >

この作品をシェア

pagetop