【更新中】キミの声、聞かせて
あっという間に放課後


「樹里、帰ろう」


大翔が声を掛けてくれた


“ちょっとお手洗いに行ってくるね”


そう書き、あたしはお手洗いに向かった


「寺田さん、ちょっと良い?」


声の主は城本さん


あたしは言われるがままについて行った


着いた先は屋上


城本さん以外にも数人の女子


「貴女、いつになったら大翔と別れるの?」


着いた早々、この話題か…


「地味な貴女には大翔なんて似合わない」


そんなの言われなくても分かってる


「そういえば、話せなかったわよね」


「この子は話せないくらいがちょうど良い」


女子達の会話は続く


「転校して来た地味なヤツが冬華とは仲良いし大翔は奪うし。どういう神経してんの?」


城本さんの威圧感が凄い
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