【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里、ソファーに座るか?親父、良いよな?」


「俺たちが居る間なら構わないよ」


「どうする?」


樹里は寝転がったまま動こうとしない


多分、こういう時は“本当は座りたい”って時


「ほら、おいで?」


と話しかけても動かない


「樹里ちゃん、甘えて良いんだよ。」


親父が言うと振り向いた


「大翔は君の役に立ちたいから。樹里ちゃんが甘えても文句は言わないよ」


親父の言葉に俺は頷く。


すると樹里はゆっくりと起き上がりこっちを向いた


やっぱり座りたいんだな


「最初から座りたいなら行動に移せば良いのに」


だけど、それを行動に出さず溜め込むのが樹里だ。


だから、少しの異変にも気付かなければならない
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