【更新中】キミの声、聞かせて
「俺はちょっと電話して来るね」


親父は樹里の頭を撫でてから出て行った


樹里のこと気に入ってる証拠だ


「樹里、大丈夫か?」


樹里は横に首を振った


「大丈夫じゃないな」


俺は樹里を抱き寄せる


「無理はするな。俺は樹里の傍に居るから」


《ほんと?》


「言ったろ?樹里のこと好きだからサポートしたいって。」


この気持ちは変わってない


「もう一度言うよ?俺の前では弱くなって良い。俺は怒らない。樹里のこともっと知りたいから」


だから、頼って欲しい


それだけ、樹里のことが好きなんだ


樹里は泣くだけだった


話せないから泣くしかないか。


だけど、樹里の涙は嬉し泣き


しばらくすると樹里は泣き疲れたのか眠っていた
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