【更新中】キミの声、聞かせて
今は相馬先生に話を聞いてもらっている


話を聞いてもらうだけでも気分が落ち着くんだ


「大翔とのデートはどうだった?」


《楽しかったですよ。たくさん写真も撮れたし大翔に出会うまで出掛ける機会も少なかったので。》


話せなくなってから1人で出歩くのが憂鬱で仕方ないんだ


「樹里ちゃんと大翔の撮った写真、見たいな」


《アルバム作ろうって大翔が提案してくれたので出来上がったらお見せします》


それから、あたしの気分が落ち着くまで相馬先生は話を聞いてくれた


あたしはこんな空間を求めていたのかもしれない


「今日はとりあえず此処までね。また、ゆっくり聞いてあげるからノートは書いておいてね」


あたしが頷くと相馬先生は大翔の部屋まで案内してくれた
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