他校生の君に贈りたい言葉。

贈りたい言葉。愛してる。


それからいつも通りの日常に戻った。

あたしは辛いけど、空流を空気同然に扱っている…。


ある日、あたしと空流に奇跡が起こった。

急に隣の車両から女の子が移動してきた。

「ん?…お兄ちゃんとお姉ちゃんは…どお言う関係なの?」

急の質問にあたしは固まってしまう。

「どう見える?」

空流は逆に女の子に問う。

女の子はあたしの隣に座って、あたしと空流を眺める。

「お兄ちゃんの彼女…でしょ?」

えぇっ!?

はたから見れば、彼氏と彼女に見えるのかな?

「うーん?……お兄ちゃんはお姉ちゃんのこと思ってるんだけどね…、嫌われてるみたい…」

「ーーえ?」

あたしは驚きで…空流を見た。

すると苦笑いであたしを見つめる空流がいて…。

何故だか、涙が溢れ出た。

「あたしも…あたしも好きだよ!…馬鹿ぁ〜」

あたしは席から立ち上がって空流に抱きついた。

「えぇっ!?…有空、どー言うことだよ!…好きな奴いるって言ったじゃんか!」

「言ったけど、空流じゃない、とは言ってないじゃん!」

何故か、喧嘩腰になってしまったけど、想いは通じたよね?

女の子を見るといつの間にか消えていて…。

あたしたちはそのあと……あの子は天使だったんだ。

なんてよくわからないことを言いあった。






「…空流?」

今では空流の隣の席があたしの特等席!

空流は不思議そうにあたしを見る。

「…好きだよ?」

そう言うと、空流は真っ赤な顔して、

「…俺も好きだよ」

って言ってくれる。

でも今回はそれだけじゃおわんなかった。

「有空、愛してる」

真っ赤な顔で耳元で囁いて抱きしめてくれる空流に…、

あたしは毎日、ベタ惚れのようです。







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