紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「何よ?」
「綾香…、朝っぱらから盛りやがったな」
「へッ?」
その言葉の意味がすぐに分かった私の顔は、真っ赤に染まってしまう。
な、何でそんな事分かるのよ?
あー、まぁそれはつまり、私から蓮の香りがしたって事だよね?
しかもこの分だと、キスした事も良牙にはお見通しって感じだ。
これ以上、良牙と話すのが恥ずかしくなった私は視線を窓の外へと向けた。
しかし良牙はそんな私の態度を気付く事なく、話しを続ける。
もう話したくないって気付きなさいよね、良牙!