STORMILY
***

宣言通り、毎日ではないけれど、先生はコンスタントに屋上に姿を現すようになった。


日によってお互い屋上に来る時間は微妙に変動し、私が先にいつもの定位置を陣取っていれば先生は当たり前のように隣に腰かけて来るし、また、先生が先に来ていれば私の姿を見つけた途端「待ってたぞ」と手招きされるので、そこであからさまに逃げる訳にもいかず、必然的に二人仲良く並んでのランチとなる。


最初はかなり戸惑ったけれど、この解放感に慣れてしまった今、教室でお昼を食べるのはとても窮屈だし、それに、先生と遭遇したとしても言葉を交わす時間はせいぜい20分くらいだった。


初日に言っていたけど、学校の先生というものは次の授業の準備はもちろん、それ以外にも処理しなくちゃいけない業務がてんこ盛りで、お昼休みだからといってその時間丸々休息に当てる訳にはいかないようだ。


だから、それくらいの接触ならばわざわざ先生を避けて自分の習慣を変える必要もないよね、と判断し、相変わらず私は屋上に通っている。


先生との会話は、別にそれほど苦痛ではないし。
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