ヤクザの家族になっちゃった!?



一つ一つにわざわざでかいリアクションをするのが女の子の習性なのかな?

なんて思ってしまうくらい派手なリアクションをとってくれる二人。

ほんと、

「うるさいから、」

そう、なだめるも、

全く聞いてはくれない。

仕方なく、話を変えることにした。

「じゃあさ!
るりはどうなの!?
好きな所と嫌いな所とときめくシチュエーション!」

「え!?私!?」

慌てるるり。

それに興味津々の奈美恵さん。

「お?お?お?」

「私賭けに勝ったもん!」

と言い張るるりに

奈美恵さんは

「じゃあもう、賭けなんかなしで恋ばなに変更!」

なんて言い出して結局言わされたるり。

「好きな所は…顔?とやっぱりあのチャラいところだなぁ…」

そういうるりに私が

「え、なに、チャラい人好きなの??」

なんて突っ込むと

「好きってゆうか、他の人には見せない顔が見れるのって結構嬉しかったりするなぁって」

「「あぁー、」」

二人で共感する。

「んで、嫌いなところはすぐ手を出してくるところ!
あいつ、喧嘩してもエッチして仲直りとか言い出すんだよ!
ほんとありえないっ!」

そう、半ギレなるり。

「まぁ、その性欲を他に当てないだけいいんじゃない?」

そう、大人な発言をした奈美恵さん。

「まぁね…」

納得したるりは続ける。

「あとねぇ…ときめいたシチュエーションは…
誕生日の時かなぁ…」

「「誕生日?」」

「そ!
ほら見て!」

そう言って首もとにあるネックレスをみせてくる。

「あ、指輪だ」

「…ほんとだ!!!」

テンションの上がった私。

いや、だってこの流れからしてさ…

「将来、俺が職について、
お前が俺のそばにいてくれたら
その時、絶対本物渡すから
って言って、くれたの!」

そう、嬉しそうに笑うるり。

「いいなぁ」

そう言うと、

「そのうちもらえるでしょ」

なんて意味の分からない発言をしたるり。

「でもそのシチュエーション勿体ないねぇ」

そういう奈美恵さん。

うんうんと頷くるり。

え、何がもったいないの?

結婚の約束でしょ…?


なんて思ってたら

「離れたとしても取り返してやるよ
くらいの意気込み欲しいよねぇ」

って、るり。

「そうそう!」

と共感した奈美恵さん。

わ、わからん…。

困惑しながら次は奈美恵さんにふる。

奈美恵さんは恥ずかしがることなく普通に答え始めた。


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