ヤクザの家族になっちゃった!?


目的ってゆうか…

「お世話になるため?いや、家政婦もだからするのかも…」

…あ。

いや、スッゴイ声に出しちゃったよ。

まぁ、悪口じゃないからいいけどさ。

「ふーん。じゃあお前、家事できんのか?」

「あ、それは任せてください。家事は得意中の得意です」

「へぇ。で、年は?」

「16です」

「学校は?」

「行ってません」

そう言うと、一気に周りが静かになった。

「学校行ってないのかい!?」

驚いたようにいったおっちゃん。

「あ、そうですよ」

なんて平然とした顔でいったら、

「なんで!?行こうよぉ!」

と言われながら奈美恵さんに抱きつかれた

「いや、行く余裕なかったんで…」

って呟いたら、

「なぜ。」

と目の前の男の人に問い詰められた

理由、言わないでおこうと思ってたけど、

あの冷たい目で見られると、

嘘がつけなくなる感じがした。

「え、学校にいくようなお金、無かったんで…」

と、濁しながらほんとのことを言うと

「そうか。」

と理解してくれた

おっちゃんと、男の人と奈美恵さんと、蓮司さんと零夜さん。

他の人たちには、

「どうゆうこと!?」

とか色々問い詰められた

それ以上は言わなかったけど。

「いずねぇ、眠い…」

そう言いながら私の裾をクイクイと引っ張ってきたコウ。





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