ヤクザの家族になっちゃった!?

結局お化け屋敷には入らず、

観覧車にのってお土産を買って帰った。

「今日はありがとうございました」

龍之介にお礼を言うと

「いや、俺も楽しかった」

そう言ってくれた。

嘘でも嬉しいや♪


時計を見ると、五時。

あ、やばい。

そろそろ幸子の迎えの時間だ…。

「龍之介さん、すいません。幸子たちの迎え行ってもらってもいいですか?」

「あぁ。」

龍之介さんは二つ返事で迎えにいってくれた。



「「「いずねぇ!!!」」」

3人は抱きついてきた。

「今日は車だよー♪」

「ほんとに!?」

「うん。龍之介さんが連れてきてくれた♪」

「わぁい!りゅうにぃだ!」

「りゅうにぃりゅうにぃ!」

「イケメーン♡」

ちなみにうえから

幸子
コウ
美幸。

三人をつれて車へいく。

3人は、りゅうにぃ!

そう言って龍之介さんに抱きついていった。

「お、おう…」

慌ててる龍之介さん。

ふっ

「ふふっ!龍之介さんが慌ててる!」

って笑ったら、

さすがにすねたみたい。

怒っちゃった。

わぁ、ごめんなさいー

でもね、面白かったんだもん、仕方ない!

なんて、自分で思いながら後部座席の扉を開ける。

後ろに三人をのせた。

私が助手席に乗ると、

後ろから

「わ、お洋服がいっぱい!」

「いずねぇのだよ!きっと!」

「いずねぇににあいそうだもんね!」

なんて声が聞こえた

「んー?私のじゃないよー?」

「いや、お前のだ。」

横からそう言われ、

びっくりして横を見ると、

「なんだ。」

と言いながら耳を赤くしてる龍之介さんがいた。

あ、わかっちゃったかも

さっきすぐに助けにこれなかったのは、

これを買っててくれたからだね。

それに、

多分だけど、

耳を赤くするのは、
照れてる印。

そう考えたらなんか、かわいく感じてしまった。

< 47 / 257 >

この作品をシェア

pagetop