君の明日は、私の明日




ーーーーーーーー
ーーーーー


「だ………だだ、大丈夫でしょーかっっ?!?!?!ていうか、秘密って…シークレット恋愛みたいで、ロマンチック…ってか…」



私がそわそわして、何言えばいいのかわかんなかった時、先輩は私の頭に大きな手を載せた



「乃愛が、好きな人いるくらい…知ってるよ。
そんな年でいないほうがおかしいし……」


先輩は私のことを初めて
南河ではなく、『乃愛』と下の名前で呼んだ。


「わがままに…付き合って欲しいだけなんだ。
でも、乃愛だって、自分の恋がある。だから…
俺のために…秘密で………さ?」



先輩は、深く私の顔を見つめた。

夜中の空みたいな綺麗な瞳に…
私は吸い込まれて行く気がした。



「……少しの間…俺のものにしたいなって…
いいだろ??」


低くてて心に残る声でそう言った先輩は…

どこか寂しそうに見えて…私は……
< 32 / 285 >

この作品をシェア

pagetop