君の明日は、私の明日

私は……




先輩のお役に立てるのなら……


「はい、先輩。私でいいのならば……」


私はそう言ってにっこりと笑った。


すると、すぐに唇に暖かいものが感じた。
すぐに…これは…先輩の唇だとわかった。



目の前にピントのあわない先輩のどアップ。



先輩は…目を軽く瞑っていた。
その目からは涙が流れていた。



先輩はすぐに唇をはなした。

そして私のおでこにキスを落とした。



先輩の涙が伝わる。




これはあくまで先輩の心を癒すだけ。

私は、先輩のお遊びみたいなもの……。

これは…"なんでもない"んだってば。


そう、自分に言い聞かせた


< 33 / 285 >

この作品をシェア

pagetop