桜花の約束


「これをねどうしても君に渡したかったんだ」


そう言って渡してきたのは綺麗な桜色の組紐だった


『綺麗...こんな素敵なものを貰っていいんですか?』


「この紐ね俺の刀にもつけてあるんだ。お守りとして君に持っていて欲しい」


沖田さんとお揃いだなんてこんなに嬉しいことは無い


『 ありがとうございます!大切にします!』


私は早速帯締めとして着物につけた


「やっぱり良く似合う。それを見て俺を思い出してくれたら嬉しいな」


『沖田さんどこかに行かれるんですか?』

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